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Amazon.co.jp  日 本の水はよみがえるか 地 球を動かしてきた生命

石垣島の自然(生態系)
 西表島のキャッチコピーは雑誌等にあふれていても、なぜか石垣島の適切なキャッチコピーが見つからない。
八重山諸島の中心地とか中継地など、少なくとも石垣島の自然環境や生態系の特異性を説明してはいない。 これは、石垣島の魅力を伝えるべく努めてみたものです。
 別に西表島はライバルではないけれど比較から始めるのも分かりやすいかもしれない。

・わずか 20kmほどしか離れてい ないのに大き く変わる島の成り立ちと地質の違い。
  石垣島の地質は古く中生代(1億年以上前)にまでさかのぼる古成層が中心となるのだが、西表島の地質は、中新世(2400万年)のころからの大陸よりの堆 積物である八重山層群という砂岩や泥岩のもろい部類になり、これらが国内最大のマングローブを育んだ背景になっている。しかし、崩れやすい地質はサンゴ礁 の発達には濁りをもたらし、陸域の隆起サンゴ岩地質面積 が石垣島より極端に少ない結果となる。イリオモテヤマネコでゆれた西表島の開発は、島の9割を含める山間部が樹木の根よって守られ、開発すれば台風・豪 雨で島が溶け出す危険性をはらんでいる。

石垣島
西表島
 石垣島北岸米原の花崗 岩地質山塊(桴海於茂登岳/ふかいおもとだけ)と 海岸を縁取る平たんな隆起サンゴ岩地質。  西表島南岸に連なる急 斜面の砂岩質 山塊で台風などでは落石も。陸域に隆起サンゴ岩地質は無く、海域の礁もわずか。
 
 これらの違いは自然環境面では、西表島は河川数も規模も石垣島より大きく、河口域には広大な面積のマングローブが発 達する。反面、石垣島の河川は規模が 小さいものの清涼な水を海に注ぎ込み、波打ち際からサンゴが育つ健康なイノー(礁池)が残ってい る。地形も西表島と違って堅い地質が複雑な岬や入江を幾つも備え、 サンゴ礁の発達も素晴らしく、白保のアオサンゴで知られる東海岸は砂浜より沖に向かって1km程先まで発達したリーフ(礁嶺)が40km程連なる国 内最大の裾礁(石東リーフ)をそなえる。
  西表島の生態系シンボルが広大な亜熱帯原生林を備えたイリオモテヤマネコであるなら、石垣島の生態系シンボルは発達したサンゴ礁に回遊するマンタであるの は、各々の島の生態系の特異性を示して興味深い
石垣島海岸
   石垣島北部の砂浜すぐ前に育つ ハマサンゴ


石垣島渓流
       澄んだ水の流れる石垣島の渓流


・石垣島のサンゴ礁島生態系は、海から 陸へと辿らなければ解からない。  
 海からというのは、海中からの意味です。
石垣島のサンゴ礁(礁斜 面)、溢れるようなサンゴの海を優々と泳ぐ大きなマ ンタに感動し たら、ビーチに上陸してスノーケリングでイノー(礁池)を覗いてみましょう。浅くて明るい真っ白な砂地に 海藻やサンゴが育ち、小さな魚たちのオアシスが目の前に広がります。そして少し注意して海藻や死んだサンゴの破片に着いて生活する生きてるホシズナの仲間 (有孔虫)を探してみましょう。参 照サイト)(参 照サイト
 場所によっては、海藻に付着して絨毯のように広がるホシズナを見つけるかも知れ ません。 彼等が死んで白いビーチを創り、星砂遺骸の沢山の小さな穴にバクテリアが住みつき、海底や波打ち際で海水を浄化する働きを持つのです。 大規模土地改良事業を原因とする赤土流出汚染が、イノー生態系を追い詰めるなかで、ホシズナ達の生命力の証が良く観察してみると分かります。石垣 島の周辺海岸では何処でもホシズナ遺骸を見つけることできるからです。
 又、降雨後の海域でホシズナが流出した赤土の微粒子を吸収し死んで白くなって海底に広がる様子を何度か見ました。一時的にだったら
ホシズナは自らを犠牲にして細かな孔に赤土の微粒子を吸収し汚濁を防ぐ働きをしているのです。もしこのホシズナの犠牲が無かったら、陸域からの汚濁によるサンゴ礁への影響はより広がりをもたらした可能性があるのです。
バキュロジプシナ
マーギノポ−ラ
マーギノポーラ
太陽の砂(カリカリー ナ)生態写真、大きさ3mm  星砂(バキュロジプシ ナ)生態写真、大きさ2mm  ゼニイシ(マーギノ ポーラ)生態写真、大きさ10mm  海面下、海草に付着し ている様子。

・海と森をつなぐ命の営みーオカガニの幼生メ ガロパ遡上  
 毎年6〜7 月満月の夜に、多数の陸棲カニ(オカガニ)が海岸に降りて産卵します。1匹のオカガニが放卵する卵は4〜5万個で、産卵した卵は海中でゾエア幼 生となって(海中の岩影、霞のように多数群れる小さなゾエアを春から夏によく見ます。もちろんあまりに小さくて何のゾエアかは確認できませんが)数回の脱 皮後の 9月、メガロパ幼生となり海から河川を遡上して、やっと陸棲稚ガニとなります。今回初めて確認できましたが、これすら海と山のつながりを示すほんの一部に すぎないのです。しかし、その数は何千万匹でしょうか?

  その後の生活は、巣穴を掘り落ち葉を食べて分解し、その糞が土を豊かにして、巣穴を掘る事で木々の成長も助けています。
 オカガニ科は、オカガニとミナミオカガニ(オオオカガニとも呼ばれ、左右のハサ ミの大きさが 異なる)の2種。同じ陸棲カニのベンケイガニは、オガガニと同じく巣穴を掘って生活するが、陸棲イワガニ属のベンケイガ ニ科となり、オカガニと比較して生息数は少ないものの、近年国内初記録が相次いで確認されています。
ミナミオカガニ
メガロパUP
メガロパ群れ
メガロパ遡上
6〜7月 満月 の夜、産卵に海へと向かうミナミオカガニ  体長 5mm程 のメガロパ幼生が解るだろうか  積み重 なるよ うに遡上する様子 9月〜  これだ けの大 群は2日間だけで9月の早朝のみ
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