八重山毎日新聞
2004年 10月18日(月) 

漂着ごみ 最多はペットボトル
釣り人の放置ごみも
環境ネットワーク調査

   八重山環境ネットワーク(佐伯信雄会長)は「沖縄クリーンアップゆいまーる2004」の一環として十六日朝、石垣市真栄里海岸(八島小学校東側)で漂着 ごみ調査を実施した。  調査には会員や関係者約四十人が参加。海辺の清掃に汗を流し、三千三百六十九点の漂着ごみを回収、一つ一つ分類した。  その結果、飲料水用ペットボトルのふたやキャップ、プラスチックボトルなどの硬化プラスチック破片が五百八十四個と最も多かった。  また、漁具や釣りのエサなどを入れる発泡スチロール片も四百六十四点、医療廃棄物も三点回収されるなど、漂着ごみの深刻な実態が浮き彫りにされた。   同海岸付近は八島小学校児童らが定期的に清掃しているが、夕暮れ時には釣り人らが大勢訪れ、ごみをそのまま放置する人も多いという。

 
「沖縄クリーンアップゆいまーる2004」の一環として真栄 里海岸を清掃する八重山環境ネットワークの会員ら



八島小東側真栄里海岸の清掃を行った八重山環境ネットワーク。今回の清掃では 三千個以上の漂着ごみを回収した。作業中、同海岸の岩場にテントを張り、長期間にわたってキャンプをしている人もおり、あたかも隠れ家のようなテントに会 員らもびっくり。参加者からは「漂着ごみとして片づけても良いのだろうか」という声もあった。