後絶たぬ漂着ごみ
真栄里海岸で7400点も
空き缶やペットボトル
環境ネットワークが調査
八重山環境ネットワーク(佐伯信雄会長)は沖縄クリーンアップゆいまーる2003の一環として、27日朝、石垣市真栄里海岸(八島小学校東側)で漂着ご
み調査を実施した。調査には会員や関係者約50人が参加し、7485点の漂着ごみを一つひとつ分類した。
その結果、空き缶や飲料水のペットボトル、靴、サンダルなどの日常生活用品が多く、たばこのフィルターなども148点あり、漂着ごみ
の深刻な実態が浮き彫りにされた。
漂着ごみに詳しい石垣海上保安部の津波古譲治専門官はこれらのごみについて、「今後、東南アジアなどからの漂着ごみがますます増加することが予想され
る。郡内や国内でもごみのポイ捨ては減ることはないだろう」と懸念した。
また、今回の漂着ごみ調査では、ロープやひも、漁網や漁業用のプラスチック製の浮きも大量確認され、漁業関係者のマナーの悪さを示した。
同海岸付近は八島小学校児童らが定期的に清掃しており、ポイ捨て禁止の看板も設置されているが、夕暮れ時には釣り人らが大勢訪れ、ごみをそのまま放置す
る人も多い。
関係者は「子どもがごみを拾った後から大人がごみを捨てている」と話した。
 |
漂着ごみの分別を行う八重山環境ネットワークの会員ら |
|