八重山毎日新聞
2003年 2月11日(火) 

漂着廃油ボールを回収

八重山環境ネットワーク

星野、平野海岸で

 去る6日に石垣市内の星野海岸で発見された漂着廃油ボールが同日夜、市内平野海岸でも漂着していたのを一般市民が発見。八重山環境ネットワークは10日 午後、両海岸で回収作業に当たった。石垣海上保安部ではこれらの廃油ボールの排出源について調査を進めるとともに、今後も監視を続けることにしている。
 先月下旬から沖縄本島西海岸に大量の廃油ボールが漂着、宮古島でも漂着が発見された。市内では先週、星野、平野海岸に漂着していたのを一般市民が見つけ た。
 今回は漂着量が少なく、この日回収された廃油ボールは、星野海岸では約100メートルの範囲にわたってごみ1袋分、平野海岸では西側と東側に分かれて漂 着しており、合わせて約500メートルの範囲にわたってごみ袋半分ほどが回収された。
 同保安部では本島海岸や宮古島に漂着した廃油ボールと同一かどうか調査するとともに、今後大量漂着が発見された場合、八重山環境ネットワークをはじめ、 一般市民の協力を求めている。
市内星野、平野両海岸に漂着した廃油ボールを回収する八重山環境ネットワークの関係者 ら



石垣市内の星野、平野両海岸で廃油ボールが漂 着。八重山環境ネットワーク関係者らが回収作業を行った。ボール状になっているものもあれば、岩の間にべっとりとくっついているものも。関係者らはせっせ と回収作業に汗を流した。本島では大量の廃油ボールが漂着しており、同一のものかどうかはまだ分からないようだが、漂着廃油ボールは、繰り返し漂着する可 能性が高いという。