吉嶺全二写真展故・ 吉嶺全二の肖像日本のRC参加チーム2000 石垣島RC写真/御顔崎崎枝リンク
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サンゴ礁保全 保護 リーフチェック/国際政府間レベルのリーフチェック
*外務 省HP<http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/93/common/comon.html> リンク切れ

☆コモン・アジェンダー地球的展望に立った協力のための 共通課題

 日本国とアメリカ合衆国は、「コモン・アジェンダ(地球的展望に立った協力のための共通課 題)」を1993年7月に打ち出しました。
 コモン・アジェンダは、将来の世代が直面することになる重大な地球的規模の課題に対して両国政府と民 間が参加して取り組んでいる、世界で最も成功している二国間協力の一つです。
 コモン・アジェンダは、発足以来、世界的な健康問題、人口過剰、環境破壊、自然災害といった21世紀 の課 題に対すする方策を模索し、様々な具体的成果を上げてきました。例えば、ワクチンの供与等により、ポリオ(小児麻痺)が西太平洋地域においてほぼ根絶され つつあります。グァテマラにおいては、小学校が建設され、教科書が配布されています。ペルーにおいては、麻薬代替作物としてカムカムが栽培され、既に日本 やデンマークでジュースとして商品化され、現地の農民からも感謝の声が寄せられています。
 コモン・アジェンダは、日米関係の幅を拡げ、強化するもので、両国の卓越した二国間協力の基盤の一角 を成しています。日米両国は、今後も第三国、国際機関、民間団体及び個々人の参加も得つつコモン・アジェンダの
更なる発展をめざしています。

*外務省 HP<http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/93/common/c_f_6.html> リンク切れ

☆(2)第2専門部会「サンゴ礁」報告書

 1998年3月12日、保全分科会第 2 専門部会が開催された。この部会にはNGO関係者、科学者、国際機関の代表及び日米の政府及び地方公共団体関係者を含む20名以上の参加者が討議を行っ た。

 1.サンゴ礁の重要性
 サンゴ礁は数千万の人々に食糧を供給している。1平方キロメートルのサンゴ礁があれば、40から80 の家 族が永久に食糧を供給する。また、適切に管理すれば、食料以上のものを得ることができる。観光資源や持続可能な水産資源として現金収入の手段であり、世界 人口の10%が居住する沿岸地域を保護する自然の防波堤でもある。生物学的に多様性に富み、美しく、そして生産性の高いサンゴ礁は、熱帯の浅海地域にとり 最も価値のある再生可能な天然資源である。

 2.サンゴ礁の現状
 天然資源であるサンゴ礁は、破壊されつつあり、これは世界の最貧層に属する人々の一部に対して、貧困 や失職といった困難をもたらしている。世界の殆どのサンゴ礁に問題が生じている。過剰な漁獲や、爆発物、シアン毒を用いた破壊的な漁法によりサンゴ礁は破 壊されている。世界中の31におよぶ国の300を超えるサンゴ礁を対象に行われた1997年の「リー フチェック」調査によれば、85%のサンゴ礁において、大きな魚、ロブスターそして価値の高い海洋食糧資源が姿を消した。サンゴ礁 の自然資源は、破壊されている。

 3.サンゴ礁保全に対する取り組み
 1994年、日米コモン・アジェンダにおいて、サンゴ礁に対する被害の重大性が早くから認識された。 そし て、サンゴ礁の厳しい状況に注目を集めるため、地球規模のパートナーシップである国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)の設立に至った。サンゴ礁専門 部会では、ICRIの「サンゴ礁保全のための行動の呼びかけ」及び「行動の枠組み」を支持し、包括的なサンゴ礁管理、能力養成、管理のための調査研究、そ してサンゴ礁及び関連生態系の保護管理の実施状況の評価に向けた努力を続けることの必要性を強調した。

 4.パートナーシップ:協力の拡大
 1998年11月にオーストラリアのタウンズビルにて開催される国際熱帯海洋環境管理シンポジウム (ITMEMS)のような定期的な大規模会合はパートナーシップの発展及び監査能力向上に大きな役割を果たす。日米コモン・アジェンダ、国際サンゴ礁イニ シアティブ及び地球規模サンゴ礁モニタリング・ネットワークは、サンゴ礁が未来の世代に食糧、喜び、利益を与えるようにするための重要な手段であり、一層 の協力と支援が必要である。


水中のみで観察可能な光合成風景。撮影 佐伯信雄 石垣島崎枝礁地内

*環境 庁HP<http://www.eic.or.jp/>
 
☆国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)
ICRI;the International Coral Reef Initiative
 海の熱帯林とも呼ばれる生物の多様性豊かなサンゴ礁 の保全は、地 球的展望に立った日米協力・コモン・アジェンダの一分野として1994年5月に新たに追加された優先課題である。国際サンゴ礁イニシアティブは、これを契 機に、豪等の協力を得て開始されたサンゴ礁の保全と持続可能な利用に関する包括的な国際プログラムであり、{1}研究・モニタリング、{2}持続可能な管 理、{3}能力養成が3 本柱となっている。
 
☆地球規模サンゴ礁モニタリングネットワーク
GCRMN;Global Coral Reef Monitoring Network
 サンゴ礁の保全・管理に関する情報について、地球規 模のネット ワークを整備することによって、サンゴ礁及び関連する生態系の保全、管理及び持続可能な利用を促進する。3〜5年以内に各地域において拠点の構築等を図る ことにより、ネットワーク体制の整備を図ることとしている。

*日本 語版リーフチェックHP
   Update: 12/6/98.国際熱帯海洋環境管理シンポジウム報告
  1. 多くの科学者、NGO、管理者が、リーフチェック1999参加を約束し、ケニア、フラ ンス海外 領、太平洋の島々、カリブ海の州を含む新しい国々も参加を表明してくれました。
  2. 来月ICRI事務局を引き継ぐベルナルド・サルヴァ氏が率いるフランス・グループが、 GCRMNとリーフチェックへの支援を含め、資金調達の実質的申し入れを了解してくれました。
  3. ITMEMS声明合意では、GCRMNとリーフチェックを最優先事項として対処すると 表明しま した。
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