「ノグチゲラの住む森」を未来の子供たちに


やんばるの森林(悲喜交々の丘) 

 日本全土の面積の1%にも満たない沖縄。やんばるの森は1000分の1にすぎません。
この狭い地域に、地球上でやんばるの森だけに生息する動植物は192種に及びます。多種多様な生きものたちが住むこの森は、遥か太古の昔からイタジイを主とした亜熱帯の照葉樹林である自然林に育まれてきました。

 ノグチゲラやヤンバルクイナ等が生息するやんばるの森は、生物多様性の宝庫ともいうべき世界的にも例を見ない地域です。
ブロッコリーのようなイタジイの森は、美しい空気と水、やすらぎなど私たちに多くの恵みを与えてくれます。
私たちの生存基盤であり、多種多様な生物を育んできたやんばるの自然は山は削られ、谷は埋められ、雨が降るたびに赤土が流れ出し、川は赤土流出の排水溝と化してしまいました。

 青い海は赤く染まり、サンゴ礁を死滅させました。
生物多様性の宝庫ともいうべき、価値のあるやんばるの森は瀕死の状態にあり、生物の宝庫としての価値が日々消滅しています。
やんばるの自然、古里の山々、貴重な国民共有の財産が失われようとしています。
自然破壊を、今、食い止め生物多様性の保存と回復の道を計らなければ、やんばるの貴重な自然を永遠に失うことになります。

 物言わぬやんばるの生き物たちは、今、私たちに何かを問いかけ訴えています。
世界に誇るやんばるの森を世界自然遺産に登録させ、「ノグチゲラの住む森」を未来の子供たちに引き継ぐことが私たちの責務であります。
あなたも、「沖縄・山ばる・海」の会員になって、やんばるの森と、海の生きものたちのために共に活動しましょう。

 会の活動目的

 1、 やんばる地域における山、川、海の環境保全活動
 2、 赤土等流出の原因究明と珊瑚礁保全活動
 3、 森林破壊の実態調査
 4、 希少動植物の調査・研究
 5、 講演会、写真展
 6、 その他


 お問い合わせ、ご支援、ご入会は下記まで 

沖縄・山ばる・海(かい)
代表 玉城長正

事務局
真喜志好一 098−863−7091
莇 和義 0902−582−4945
 〒904−2162 沖縄県沖縄市海邦 1−2−18

メールは莇(あざみ)和義まで
azami-1@southernx.ne.jp