名護市久志地区土地改良区の赤土汚染調査

1999年4月10日
隣接する金武町気象台観測所による当日の降雨量は36mm、名護観測所で20mm

撮影・ページ責任者
 沖縄本島東側に位置し、名護市久志部落の南側に面した海浜隣接型の典型的な土地改良区。
この土地改良区には農林水産省の補助事業を記述した立て看板がどこにも見あたらず、以前は沈砂マスがあったところと思える所も埋め立てられている。











 すでに土地改良事業は終了しているものの、耕作されていない畑が広範囲に広がっている。
















 海側に面した沈砂池(沈殿池)。
土砂を沈殿させ、または濾過して排出する機能はまったく持っていない。
















 写真上の沈砂池から直接海に排出されている排水溝。
ダイレクトに濁水が海に垂れ流しされている状態がよくわかる。
















 土地改良区の東側に面した沈砂池も久志部落内を流れている河川に直接排出されている。















 土砂流出の著しい名護市久志部落内を流れる河川。
上流域に位置する他の土地改良区からも土砂まじりの濁水は止めどなく流れ続けている。
防止手だては講じられていない。